エブリデイひもじい話

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数か月前の爆烈Q高見つかさのこの数ヶ月で気になった10の事の感想

「爆烈Q高見つかさのこの数ヶ月で気になった10の事」

第1回から観に行っているトークライブである。

この「気になった」は興味を引いたというよりはイラッときたという意味合いの方が強いように思う。
高見おにいさんが提示する、時に鋭く、時にめんどくさいったらありゃしない「気になる事」達は、小規模ライブ特有の熱と我が事感をもって観客の胸倉を掴んで揺さぶる。もはや輩である。
刺さりすぎるとこちらも拳を振り上げて殴り返したくなるのがまた愉しい。

さて、今回は昨年末にAVライター東風克智氏をゲストに招いて行われた「気になる事」の話をしたい。
感想を言うのではなく、話をしたい。
何せ4か月も前のことである。
完全に記憶ベースで、感想というには煮詰まりすぎている。

というわけで、AVの話でした。

適正AVなんちゃらのせいで、パロディものが絶滅の危機にあるという話。
AV業界が流行りものを完成度度外視で迅速にパロってエロってくるのは皆様ご存じの通りだが、近年、うんちゃら法?で撮影から3か月寝かさねばならなくなり、鉄のように硬いアレを熱いうちにパンッ♡パンッ♡♡と打てなくなったというのだ。
私はパロディものはイマイチ食指が伸びないので見たことないんですけども。
コスプレモノとは違うんですよね?ストーリーがある??
棒読みに興ざめするタイプなので、今後も観ることはなさそうだなぁ。

話の端々に出てきた適正なんちゃら、本当にいらんことしぃって感じだった。

↑ここまで書いて一週間放置したらいよいよ何書くかわからんくなった。

高見おにいさんの性に対する潔癖さ、ちょっと引くレベルだったな。
地雷が多すぎる人生の生きづらさは私もよくわかるのだが、その私が「えーなんかたいへんそー☆」と思うくらいなのだ。キスハメで検索しろ。
それでも、脚フェチがそれを性交時に昇華するのが難しいという話にはなるほど確かにと思った。
確か最初にちゃんと話したときも脚フェチの話をしていたので、そのブレなさも高見おにいさんっぽい。
おっさんを見るのも無理とのことだったので、一度、女性向けAVを見てみてほしい。感想を聞いてみたい。

私はその女性向けAVの体たらくを「気になること」として提出した。
基本が鬼畜系が好きなので、女性向けの「無理やり迫られて…」みたいなタイトルのくせに速攻キャッキャウフフの和姦になるのが腹立たしいのだ。
東風氏も言っていたが、いま若い女性が最も好む変態プレイは首絞めである。(これを聞いたとき、アッ、この人おっさんの妄想で女語る系じゃなくてちゃんと現実の女性と接して受け入れてる人だーと心を開いたまである)
だから、いやよいやよも好きのうちだか、絆され和姦だか知らんが、最後まで徹底的にオラオラな方が需要あるんじゃないんかなぁ。
男がオラオラなのはいいけど、女の子が泣いたり嫌がったりすると冷めちゃう女性が多いのかな。男性でもいるか。
この辺りはAVを見るにあたって男女どちらに感情移入するかの差も大きそう。

それに付随してのそもそも性交中に笑うか?という話には、東風氏はお風呂屋さんの介護椅子に腰掛けたときは、武士のような佇まいになるとのこと。
AVは相当雑多にエンジョイしていらっしゃるようだが、はたして風俗に関してはどうなのだろう。
やっぱ、現役AV嬢です!を売りにしてる嬢とかがアツいとかあるんかな。

一方の高見おにいさんはそもそも風俗行ったことないと。
えぇ…風俗…行ったことないんだ…すご…どこまでもブレない…ハードコア潔癖…。

高見おにいさんと東風氏は方向性は真逆ながらもどちらも硬派なの、よかった。

↑ここまで書いてさらに3日ほったらかした

最中、東風氏が「変態の定義って何だと思います?」と客席に投げ掛ける。
むず~~~~~~~。
これについては今日に至るまで割と定期的かつ真剣に考えているが、
やはり私は「本来の使用用途から外れたら変態」だと思う。
穴に別のもの入れたら変態。
出す穴に入れたら変態。
する必要のない行為全般。
求愛の意図を持たない服装等に特別な感覚を持つもの。
……などなど。
気軽に変態でいいと思うわ。
AVに関しては「抜き目的で作られたもの」だと思っているので、ムラムラしたときにAV見てキラキラになるのは何の道にも外れていない、適正使用だと思う。

ライブ中、かなり早い段階から東風氏の話を聞きながら「紳士だなぁ」と思っていた。
女優と付き合えるチャンス(妄想)があっても、引退するまでは断るとか、女優と会えた場合もそこでどうこうなろうとせず、全力で「肉感を覚えて帰り」作品を見るとか。
おそらく「変態紳士」と飽きるほど言われてきたのではなかろうか。
しかし、「変態」をつける必要はないように思う。

いやわかるよ、語感いいもんね。変態紳士。
でも、東風氏は普通に紳士だよ。
目の前に女優がいてもわかりやすく性的な目でみない、アプローチをしない、それって超紳士じゃん。変態性なくない?
作品がAVだから、なんとなく軽率に変態と言いたくなるだけで、作家さんと会う機会があったのでその言動を興味深く受け止めてから帰宅後にその作家さんの作品を読む、くらいめっちゃ普通。
なんなら作品に触れて出会いを噛み締めるなんてめっちゃいい人じゃん?
行動だけで見たら変態性なんて全くないからね。
いやみんなって誰。そもそも東風氏が変態紳士と言われ飽きてるというのも私の想像に過ぎないのに…。

というわけで、過去の10の事の中でも傑作回だったと思う。
本来ならアーカイブが残っているうちに出すべき感想だったが、なんかこんな時期になっちゃいましたね。
ダラダラ書いちゃった。楽しかったです。

なお、3月開催の10の事については感想を控えさせていただきます。

SNSと老化

めっきりTwitterで呟かなくなった。
もちろんこれは「Xにポストするようになったからね」という気色悪いユーモアではない。

SNSなんて義務でもなんでもないしポスト数が減ったからなんだという話だが、もともと取り留めのないその瞬間の感情を覚え書きして、たまに自分で読み返してはそんなことあったなと思ったり、何の話だこれ?と思ったりするのが好きなのだ。
だから最近のXは、Twitterは、いまいち楽しくない。
エブひも垢の動きが少ないから。
そのくせ「見た」だけでダルくなるポストは増える一方というのはまた別のお話。

さて、昨年は天然記念物級のブラック企業に数か月勤めたことで精神がぶっ壊れ、そのせいもあって感情や現状をアウトプットするのが苦しいのだろうと思っていた。
しかし、比較的環境が落ち着いた今は昨年よりさらにポスト数が減っている。(あくまで体感だが…)
写真はInstagramに上げることが増えたのも一因だろう。なお、Instagramには定型コメントしか添えていない。

エブひもが好き勝手書いた文章を読みたいなぁとぼんやり考えただけで、上記した通りの思考がぐちゃっと湧き上がる。
歳を取ると話が長くなるというのはSNSにも当てはまるのだろうか。
何かをポンと発言するにも、そう感じるに至った経験やソースまで含めて語りたくなってしまうのだ。140文字で収まろうはずもない。
Xで散見するリプライを幾重にも連ねる人や課金して長文を書いている人も「そう」なのかもしれない。(メモ帳スクショ民は生態が違う気がする。)

実際、なにか言おうとしたけど端的にまとめるのが面倒になって結局なにもポストせず終わることが多い。
特に感想のたぐいは顕著だ。140文字という制限を気にしながら語るのが億劫になってしまったのだ。
Xの仕様がどうたらの話ではなく、その億劫さも老いなのだろうと思う。

はてなブログを作るにあたって、長文を書く練習やリハビリというつもりはなかったのだが、ここまで書いて文章能力なのか、語彙力なのか、なんと表現すべきか悩ましい何かしらの力が衰えてしまっていることを痛感した。
ヤバい・ダルいだけで千や万の機微を受け取る会話も好きだが、いざ何か言いたい時にうまく表現できないのは困ってしまうので、気が向いたらザクザクと考えたことを書くようにしたい。
が、これを読み返して満足できたらしばらく書かないかもしれない。